薄毛の進行
30代になるころには、抜け毛は、さらに増えていきました。
前髪はスカスカ、おまけに頭頂部から後頭部まで。
薄くなった部分をヘアスタイルで誤魔化すことは、もはや不可能なまでになりました。
まだ、30代だぞ、早すぎだろ~。
結婚もしていない!
その前に彼女すらいない現状。
髪の心配と同時に将来の不安がよぎりました。
周りの友人はフサフサの髪で、自信と気力に満ち溢れています。
彼女と楽しく温泉やプールへ行って、髪が濡れようが、フサフサの人には関係なし。
薄毛に悩まされている私には、水濡れは天敵。
私の風貌は、しょぼくれた老年の様で、女性から見向きもされません。
友人との集まりや飲み会に行くと、必ず禿ネタでいじられます。
友人たちは、軽い気持ちで、いじってくるのでしょうが、私の心には突き刺さります。
友人たちに悪気はないのが分かりますから、その場は笑って繕うしかありません。
誘いを断ることが多くなりました。
自身の姿を認めたくない!
薄毛が進行してこのままハゲ街道を突っ走るのかと不安な毎日を過ごしていました。
薄毛やハゲを受け入れて生きていけるか
ハゲていて得することはほとんどありませんが、年齢より年上に見えることから、自分より目上の人から敬語で話されることがあります。
また落ちついて見られることが多く、貫録が出ます。
見た目のインパクトが強く、すぐに覚えてもらえます。
その反対にハゲていて損することは、髪が薄いと年より老けて見えることです。
同年代の人と比べ、元気が無く、弱々しいイメージになります。
ハゲの決定的なデメリットは女性受けが悪くなることです。
ハゲでも大丈夫という女性もいますが、少数です。
ハゲが好きという女性はほとんどいません。そのため、モテなくなります。
禿ネタでいじられます。禿ネタで活躍している芸人さんのギャグを、無茶ブリされることもあります。
ハゲを受け入れて前向きに生きることが出来れば、幸せなんだと思います。
しかし、私の場合、ハゲに対するコンプレックスが強く、ハゲを受け入れて前向きに生きていくことはできませんでした。